パソコン文字通訳(PC要約筆記・パソコンテイク)をご存知ですか?
聴覚障がい者の方の中には、ひとの話し声が【音】としてはちゃんときこえるのに、【言葉】としてききとる(話の内容を理解する)のは難しいという方もいます。
たとえ、補聴器を使っている方であっても、たくさんの人がいる場所や、騒がしかったり距離があったりすると、「きこえない・きこえづらい」ということが起きます。
また、聴覚障がい者全体の中で、手話ができる人の割合は少ないと言われています。当然、手話通訳だけでは解決できないということになります(一方で、「日本語」ではなく「手話」を第一言語とするろう者にとっては、文字通訳のみでは意味をつかみにくいこともあるでしょう)。
- 日本で、聞こえづらさを抱えている人は1,400万人以上とされ、そのうち身体障害者手帳を持つ聴覚障害者または言語障害者は約34万人、その中で手話を日常的に使用されている方の割合は、65歳未満で25%、65歳以上は4.3%だそうです。
高齢社会に伴って、障害者手帳をもつ聴覚障がい者だけではなく、加齢による難聴で困っている方も増えています(たとえば、「通常の会話でのきき返しやきき間違いが増える」「テレビの音を大きくしないときこえない」など)。
それにも関わらず、聴覚障がい者は見た目ではわからないということもあって、周囲に理解されにくいばかりではなく、本人が隠してしまうという傾向さえあります。実際には困っているのに、人に迷惑をかけたくないという気持ちから、我慢している人も少なくありません。
何らかの障害やハンデがあっても、それを補うツールや周りの人の理解・支えがあれば、障がい者の方が日常生活をより良く過ごすことも、仕事など社会参加をすることも可能になります。
パソコン文字通訳(PC要約筆記・パソコンテイク)もそのひとつです。ひとりでも多くの方にこのような支援活動があることを知っていただきたいです。
そして、この活動にご興味ある方、ご協力くださる方がもしもいらっしゃったら、ぜひご連絡をいただければと思います。
パソコン文字通訳(PC要約筆記・パソコンテイク)では、LAN接続されたPCを複数台使用し、2~4名で交代しながら連携入力した文章を会場のスクリーンに映し出します(タブレットやスマートフォンによる表示も可能です)。
パソコン文字通訳(PC要約筆記・パソコンテイク オンライン可)
項 目 | 単 位 | 単 価 |
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最初の1時間(最低時間) | スクリーン表示 | 16,000円 |
(1時間以上の場合)30分につき | スクリーン表示 | 8,000円 |
予定時間を超えた場合の延長料金(15分につき) | スクリーン表示 | 4,000円 |
1回あたり | 準備・設定費 | 6,000円 |
1式あたり | プロジェクター・スクリーン 貸出 | 5,000円 |
※代金は、上記各単位に確定数量を乗じて得た額の合算額をお支払いいただきます。
※ パソコン文字通訳派遣サービスにはスタンダードなツール「IPトーク」 、遠隔文字通訳システム「captiOnline」 や 自動音声認識ツール「UDトーク」や「Pekoe(ペコ)」を使用します。
※ 最近、ご要望をいただくことが増えており、英語字幕によるタイムリーな文字通訳(日本語音声から英語字幕にする情報保障)にも挑戦しております。
「自動音声認識×自動英語翻訳」ではなく、「人の手による入力×自動英語翻訳」という方法を採用しております。
タイムリーな情報保障においては、現時点では、その方が正確性が高い英語字幕を提供しやすいと考えております。
【百聞は一見に如かず】、30分以内のオンライン・デモであれば、無料でご覧いただけます。ぜひお問い合わせくださいませ。
情報保障活動(手話通訳・パソコン文字通訳)についてのお問い合わせ・ご依頼は、下のフォームからお願いいたします。